ページの先頭

第6巻【近世・近代・現代編】- 第2章:政治・行政

第3節:昭和(町制施行後)

嵐山町

相互理解を深めるために 志賀地区合同懇親会

志賀二区自治会事務局長 田中吉昭 

 五月三十一日(日)午後七時から、志賀一区、二区、三区の区長および役員による「志賀地区合同三役会(懇親会)」が、志賀二区自治会館で開かれました。
 東武東上線武蔵嵐山駅の北西部に広がる志賀地区は、
 一区=百九十四世帯 七百八十四人
 二区=七百九十二世帯 二千七百四十八人
 三区=二百四十六世帯 八百六十七人
 合計=千二百三十二世帯 四千三百九十九人
 (昭和六十二年六月一日現在)
 という世帯、人口構成で、嵐山町全体(四千六百四十三世帯、一万七千百三十五人)に占める割合は、それぞれ二十六・五パーセント、二十五・七パーセントに達しています。嵐山町には、菅谷、川島をはじめ三十二の区があることを考えたとき、志賀地区の重みと役割は非常に大きなものがあります。
 そして現在、一区は「環境センター」(仮称)、二区は「汚水処理施設の組合設立と改良工事」、三区は「駅東地区再開発事業」といった、町当局と重要なかかわりをもつ大事業をそれぞれ抱えています。
 このような折から、それぞれの地区に住む住民の一人として、また嵐山町の住民の一人として、意識の共通化、相互理解を深めるために何をすればよいか、まず役員レベルから実行しようという主旨のもとに開催されたものです。
 一区からは番場吉尚区長以下四名、二区からは新井清区長(志賀二区自治会長)以下九名、三区からは山口末吉区長以下四名、計十七名が出席、とても初めての顔合わせとは思えないほどの活発な意見交換が行われました。
 より住みよい、他の市町村に誇れる嵐山町にするためにはどうすればよいかという大問題から、各地区が抱えている細かい問題まで、前向きな意見、率直な感想が終始和やかなムードのなかで交わされました。
 今後とも、各区長の持ち回りで、この種の会合を続けてゆくことを確認し、次のような「共同コミュニケ」を全員一致で採択し、第一回の懇親会を終えました。

 《嵐山町志賀地区合同三役会確認事項》
一、相互の理解と信頼で、さらに親ぼくを深めよう。
一、道路事情を掌握し、交通事故の防止に努めよう。
一、各区で行われる県・町その他の諸事業を理解し、努力し合おう。
一、東武東上線の複線化と嵐山駅の橋上駅舎化を働きかけよう。
一、各区住民の幸せと住みよい環境づくりを進めよう。
  ※       ※       ※
 これをキッカケにして、嵐山町に住む住民として相互に理解し、助け合って、住みよい町づくりをめざす各地区の協力態勢が生まれることになればとてもすばらしいことだと思います。

『嵐山町報道』356号 1987年(昭和62)8月25日
このページの先頭へ ▲