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嵐山町web博物誌・第3巻「嵐山ジオロジア」

第1節:岩畳をつくる岩石

第1節:岩畳をつくる岩石

嵐山渓谷に見られる岩畳|写真
嵐山渓谷に見られる岩畳

写真のように、平らな岩が積み重なった景観を岩畳といいます。

撮影地点|地図
撮影地点
この岩畳をつくる岩石は結晶片岩からできており、片理(へんり=薄くはがれやすい性質)をもっています。
これは、砂や泥などが地下の深いところで大きな温度と圧力によりつくりかえられてできた岩石(変成岩)なのです。

岩畳の表面のようす|写真
結晶片岩の表面

嵐山渓谷では、片理面(岩石が薄くはがれやすい面)がほぼ水平になっているため、岩畳という形状になりやすかったと考えられます。名高い長瀞の岩畳も、これと同じことがいえます。

第1節:岩畳をつくる岩石