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第6巻【近世・近代・現代編】- 第4章:教育・学校

第4節:社会教育

興農研修所

興農研修所学生募集

「農村振興の偉業は、有為の青年人材の手にまつところが大である。智徳兼備の青年人材を育成することが研修所の第一の任務である。そこで、新時代にふさわしい高い教養、美しい品格、世界的視野に立つ広い見識を涵養させ、更に新しい農業経営に必要な諸々の科学的知識、高度の栽培技術、機械化技術を習得させる。又、海外進出にそなへて、移民事情の知識を与える。」
この目標を掲げた研修所の学生募集は、新春元旦より開始される。
清流槻川の水を眼下に、武蔵嵐山の景勝を近くに、はるか西方には雄渾秩父連峯をみはるかす優美豪壮な大自然、全面積二十三町歩、耕地八町五反歩の豊富な教育環境。所員、講師は天下に名だたる名流、大家、けだし天下に比類ない人間形成の道場であろう。
募集要項次の通り
一、募集人員
 (一)本科研修生
   研修期間 一カ年
   定員   五〇名
   入所資格
各種の高等学校を卒業した者、又これと同等以上の学力を有すると認めた者。
 (二)研究科研修生
   研修期間 一カ年
   定員   十五名
   入所資格
本科の課程を修了した者。
二、本科研修生入所手続
入所志望者は八円郵券を同封し、入所願書及び関係書類を当所教務係に請求し、左【下】の書類をとりそろえ所長宛に提出すること。
 (一)入学願書
 (二)内申書類(学校長経由)
 (イ)最終学校卒業証明書
 (ロ)同 学業成績書
 (ハ)同 人物証明書
 (二)市町村長推薦書
三、出願期限
 昭和三十二年一月一日より三月十五日まで。

『菅谷村報道』76号 1956年(昭和31)12月25日
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