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第6巻【近世・近代・現代編】- 第1章:地誌

第11節:社会科副読本

『わたしたちの町 らんざん』昭和52年(1977)

四、交通や通信

(2)通信

・有線電話
 有線は、農業協同組合によるもので、嵐山町内にかけられるほか、他の市町村にもつなぐことができます。また、一度に町内の人にお知らせができるなどの便利な点があります。現在、菅谷では約一〇〇〇戸、七郷では約六〇〇戸の家が、はいっています。

・ふつう電話
 ふつう電話は、どこにもかけられるので、とても便利です。さい近ふつう電話の入っている家が多くなり、嵐山町では約三五〇〇の家がはいっています。
 嵐山には、菅谷に無人の自動交換局があります。

・ゆうびん局
 ゆうびんの受け入れ、はいたつ、電ぽうなどの仕事は、嵐山ゆうびん局でしてくれます。また、ちょ金、小づつみ、かわせのしごともしています。
 嵐山ゆうびん局では、局長さんのほか二〇人あまりの人がはたらいています。いつもゆうびん局にいて、しごとをする人が一〇人。ちょ金や年金の集金をする人が四人。手紙や、小づつみをはいたつしてくれる人たちです。
 また、ゆうびん局では、毎日約三〇〇〇通の手紙を、集めたりはいたつしたりします。小づつみは、一日に約四〇個ほどあつかいます。
 ゆうびん局で一番たいへんなことは、暮れからお正月にかけての年賀ゆうびんだそうです。楽しいお正月も、いつものしごとの三倍くらいのいそがしさで、アルバイトも使ってやりきるそうです。わたしたちが、うれしい年賀状を受けとれるのも、ゆうびん局のおじさんたちのたゆまぬ仕事があるからなのです。

嵐山町社会科研究部『わたしたちの町 らんざん』(1977年3月)
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